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土居中事件

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この、平成20116日の四国中央市立土居中学校の保健室前廊下における騒動の様子は、一部始終が河村卓哉教諭のボイスレコーダーに録音されていました。

彼は、授業の質を少しでも上げるために授業を録音して反復して聞いていたのです。その日午前中の授業を録音していたのが、そのまま、たまたま、午後からも録音されていたのです。

 

 

この録音によると、伊藤貴仁教諭が保健室に入ってくるところから、彼が職員室へ連れていかれて騒ぎが収束するまでの時間が321秒間です。

ところが、『ランチルーム』のメンバーは、

「河村教諭側が、この録音に改ざんをくわえて、本当は10分から15分あったのを短くしているんだ」

と主張しました。

 

なぜならば、『ランチルーム』メンバーは、「改ざんを加えている」と主張しなければならない理由があったからです。

 

 

 

河村卓哉教諭の肘が石川周治教諭の左顔面または左首に当たった時、高橋恭敬教諭は自分で見てもないのに、確かめることもせずに、すぐに警察に通報したのです。

この行為に問題があることに、その日、村上正哲元校長を含む6人の幹部教師たちは気付きます。

 

まず、1つ目は、

高橋恭敬教諭が管理職に無断で警察を導入したことです。

警察を導入すると言うのは極めて重要なことなので学校長がそれを判断して行わなければなりません。他の教諭にはそれをできる権限はないのです。

管理職がその場にいたにもかかわらず勝手に警察を導入した高橋恭敬教諭は、県教委から処分されなければならなくなります。

そこで、彼らは、村上正哲元校長も篠崎良治教頭も、高橋恭敬教諭が警察に電話した時、廊下にも職員室にも居なかったことにしたのでした。  

村上正哲元校長と篠崎良治教頭の偽証についてはこちらをどうぞ。

 

しかし、それでもまだ都合の悪いことがありました。

2つ目の問題点は、

職場の同僚というお互いに知り合った関係にある者が、ただ大声で騒いでいたというくらいで、「殴った」ことを見てもないし確かめてもないのに、

すぐに警察を呼んだということです。

あまりにも警察を導入するのが早すぎたのです。

これでは、いくら管理職がいなかったことにしても、やはり処分は免れないでしょう。

 

 

 

彼らは、自分たちの行為を正当化する必要に迫られます。

そこで、やるのです。

彼らお得意の、でっちあげを。

 

 

彼らは、

河村卓哉教諭が10分〜15分間、大声をあげて暴れまくっていた、というシナリオを捏造

します。

 

言い合いをしている途中で石川周治教諭が職員室へ逃げて行った、それを河村卓哉教諭が追いかけて行って、壁をバンバン叩いたり蹴ったりした。また、河村卓哉教諭は何度も「殴ってやったんじゃ」と怒鳴っていた。

 

こういうシナリオです。これで、河村教諭に凶暴性が付着できますので、警察を呼んだ行為が正当化できるというわけです。

 

 

 

それを捏造した時、彼らはまだ3分20秒の音声データの存在を知らなかったのでしょう。

まさに、騒ぎは、3分21秒で終わるのです。

それ以外の出来事はありません。

河村卓哉教諭が10分〜15分間、大声をあげて暴れまくっていた、という音声は、全く録音されていないのです。

 

さて、しかし、池田副検事は、石川周治教諭、伊藤貴仁教諭、本宮久忠教諭を誘導しました。

「どうして、上記の音声が入ってないと思うか」と問うて、彼らに

「河村卓哉教諭が自分に都合の悪いところを削除したんだと思う」

と答えさせたのです。

 

これを、検察側はどうしても押さえておく必要がありました。

でなければ、

3分21秒の音声データの存在は、検察側証人の証言をすべてひっくり返してしまう

からです。

 

すなわち、

・言い合いをしている途中で石川周治教諭が職員室へ逃げて行った事実はない。

・それを河村卓哉教諭が追いかけて行った事実もない。

・河村卓哉教諭が、壁をバンバン叩いたり蹴ったりした事実もない。

・そして、河村卓哉教諭は「殴ってやったんじゃ」などとは一言も言ってない。

 

これらのことが、3分21秒の音声データによって真実であることが裏付けられ、石川周治教諭、伊藤貴仁教諭、本宮久忠教諭の証言は嘘であることが判明してしまうからです。

 

 

 

だから、検察は、『ランチルーム』のメンバーに、

「河村教諭側が、この録音に改ざんをくわえて、本当は10分から15分あったのを短くしているんだ」

と断固主張させる必要があったのです。

 

 

 

 

 

 

さて、この裁判で非常に重要なのは次です。判決です。

熱田康明裁判長は、

「削除された可能性は否めない」

と判決文の中で触れたのです。

とんでもないことです!

削除された箇所があると断定もしてないけれど、削除されている可能性もあると、削除された事実があたかもあるかのように匂わせているからです。

重大な事実誤認をここで製造

しているのです。

 

本来は、「音声データから一部削除した」と主張するのであれば、主張している検察側が、音声データを専門家による音声鑑定にかけて、「この個所に削除の跡がある」との鑑定をもらって提出すべきです。

裁判長は、それがあって初めて「削除の可能性」に言及できるのです。

そこまでせずに、これを、彼らの言うように「改ざんを加えている可能性がある」ということは、彼らのでっちあげた嘘を、本当だと認めることになるわけです。

えん罪事件の発生

です。

 

 

 

これは、裁判の判決自体をひっくり返す最も重要な点です。

 

もし、音声データを鑑定にかけて「削除の跡が認められない」という鑑定結果が出たとしたらどうなるでしょうか?

石川周治教諭、伊藤貴仁教諭、本宮久忠教諭が証言した事実はない

と言うことが確定するわけです。

 

「彼らの信用は迫真性に富み信用できる」と結論付けた

第1審の判決はひっくり返る

ことになります。

 

 

 

そこで、この音声データを含む、3時から3時16分過ぎまでのチャイムからチャイムまでの音声データが、弁護人によって 専門家に鑑定 にかけられた そうです。

 

 

 

 

 

その結果、

改ざんの跡は見つけられない

という結果が得られたそうです。

 

 

 

 

 

これは、「石川周治教諭、本宮久忠教諭、伊藤貴仁教諭のいずれの証言も迫真性に富み信用できる」とした

第1審の判決を大きく覆す、

新 証 拠

です。

 

 

弁護側は、高裁へ証拠申請していました。

 

 

ところが、

 

ところが、

 

高松高裁の長谷川憲一裁判長は、しかし、一切の証拠申請を却下したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

さて、次のことを改めて確認しておきましょう。

ランチルームメンバーが主張している「音声データの編集加工」は、ない!

ということです。

 

したがって、

ランチルームメンバーの主張はすべて嘘だ

ということになるのです。

 

 

 

 

では、彼らがどんなにして嘘を並べ立てているのか見てみましょう。

 

 

 

【4】録音データを改ざんしたと主張する嘘

石川周治教諭の証言

検察Y(池田副検事)の証人尋問

検察I:証人には、以前、検察庁でこの騒ぎのときの様子が録音された音声デー夕を聞いてもらったことがありましたね。

はい。

検察I:その音声データは、被告人が保健室で大声を上げる直前から伊藤先生との言い争いのところまでの内容が録音されていましたね。

はい。

検察I:その昔声データの録音時間は321秒なんですけれども、この音声データを聞いて、証人はこのときの実際の騒ぎのときの状況が、そのまま録音されたものだと思いましたか。

思いませんでした。

検察I:証人の記憶にある騒ぎのときの状況と、その音声データの内容とが違っていたということですか。

はい。

検察I:どういう内容で違っていたか、大まかに指摘できる点を言ってもらえますか。

はっきりとそのデータを覚えてないんですが、まず言えることは「時間がかなり短い」ということです。

検察I:他にもありますか。まず、大まかでかまいませんので。

私の言ったことが入っていませんでした。

検察I:ほかにもありますか。

途中、うまくつながらない会話文というか、言い合いがありました。

検察I:それ以外にも気付いた点はありましたか。

今のところは覚えていません。

検察I:では、具体的に聞きますけれども、時間が短かったというのは、自分が感じた時間ということになりますかね。

はい。

検察I:二つ目に言われた、証人が言った言葉が録音されていないというのは、どういう点ですか。

私自身が、「殴ったでしょう」と言った言葉が入っていませんでした。それともう一つ、これははっきり覚えてるんですが、「おまえの体が大きいからというのは、生まれつきなんです」ということもはっきり言いました。それも入っていません。

検察I:あと、言っているところがかみ合っていないということを言われたんですかね。

はい。

検察I:これはその音声データの言葉を起こした文書なんですが、ここで、つながっていないと証人が言われるところというのは、気付かれた点で、どこがありますか。

まず、番号はないんですが、1枚目です。「(保健室の戸を開ける音)」というんですが、ここで。

検察I:保健室の戸を開ける云々は、これは聞いた捜査官の方がやってるもので、それ以外に言葉でありますか。

言葉ですか。1ページの下のほうで、「今、殴ったろ」という言葉を聞くまでに、大分時間が経ってると思います。一番下です。「今、殴ったろ」で、「触るな」「触ってない」「当たるな」「当たってない」「当たったのはそっちだろう」というふうな言い合いがしばらく続いていますが、そこがありません。

 

熱田裁判長

裁判長:下から2行目と最後の行の間が抜けてるんじゃないかと、そういう意味ですか。

そこか、もしかしたら、その前の触ると当たる、今は記憶ははっきりしてないんですけど、最初「触る」だったのが、次は「当たる」というのに変わっていったと覚えてるんで、その前かもしれませんが、そこら辺がないと思います。

裁判長:じゃ、今のでいくと、一番下の行と2行目の閏か、若しくは2行目か3行目の間に何かあるんじゃないかと、すき間があるような気がするということですか。欠けてるところがあると。

はい。2枚目のほうで、相談室に入ってもらう、保護者から玄関が見えるんで、こういう言い争いを見せたくないんで、相談室に入ってもらいたかったんですが、「入ろう」「当たるな」そういった言い合いが続いているわけなんですが、何か順番が逆なようなところもあります。

裁判長:順番が逆、特定できるんですか。大体、どの辺りのところとどの辺りが違うという。

というのは、理由だったら言えます。

裁判長:この会話の中のどの辺ですか。

一番下の「これかなり効いたよ」までの間に、殴ったでしょう」というのは絶対言うとるはずなんです。本宮先生から「殴ったろう」と言って、しばらくぼうっとして、それまでの言い合いを続けていたんですが、それからしばらくして、「あっ、殴られたんじゃ」というふうに意識がはっきりしたのは覚えてるんで、そのあとは殴ったでしょう」と言ったところが抜けています。ちょっと分かりにくいんですが、3枚目になると、特にちょっとおかしいなと思うのが、上の方なんですが、「ごめんな、でこうて」というふうに、これは僕の言葉だと思うんですが、「ごめんな、こっちもほんまに」「本当に」「ほんなら説明せえやお前、ええ」「いやあ、ちょっと1発やられたなあ、これ」と言うところですが、そのあと、いきなり伊藤先生に対する言葉が出てきてるんです。「何言よん、覚えてないで、だから始からそういう風に言うてくれたら何ちゃ怖ないんよ、お前らそうやって生徒もなあ」というのは、これはたしか伊藤先生に向けてしやべった言葉だと思うんで、そこまでに本宮先生とのやり取りがあったと思うんです。これはどんなやり取りがあったかは、私も職員室に一辺入りましたので聞いてませんが、あったと思います。それが抜けてると思います。このあとは伊藤先生に対する言い合いだったと思いますが、その内容ははっきり覚えていません。今見て気付くところは以上です。

 

池田検察官(検察Y

検察I:あと1点、伊藤先生に対して被告人が言っていた言葉の中で、証人が特に覚えている言葉というのはありませんか。

「いじめて」という言葉です。「子供をいじめて」という言葉は覚えてますが。

検察I:先ほどの中に、「おまえが何も言わんけん悪いんじゃ」というような言い回しがありましたね、伊藤先生に対して。

はい。

検察I:それの言葉の中で、証人が言った言葉で、特に記憶してるようなものというのはありますか。今、思い出せませんか。

質問の意味が分かりません。

検察I:今先ほど示して指摘してもらった点というのが、音声データの中に入っていないということでしたね。

はい。

検察I:それで、証人が記憶している実際の騒ぎの一部分がこの音声データに残っていないのはどうしてだと思いますか。

ちょっと質問の意図が。

検察I:もう一辺聞きますね。証人が記憶している実際の騒ぎの記憶が、この音声データの録音の中に残っていないのは、なぜだと思いますか。

都合が悪いデータじゃないかと思います。

検察I:都合が悪いのがなくなっているということですかね。

はい。

検察I:誰にとって都合が悪いという意味ですか。

誰にとって、河村先生にとって都合が悪いデータじゃないかと思います。

検察I:証人がこの音声データがあることを初めて知ったのはいつですか。

検察庁で聞かせてもらったときです。

検察I:この音声データは、この騒ぎのときに被告人が持っていたボイスレコーダーで録音されたものだというふうに聞いて、証人はどう思われましたか。

許せないと思いました。

検察I:どういう点で許せないと思われましたか。

先ほども言いましたように、当たってもないのに当たるなと言われました。私はボイスレコーダーを持ってたとは知りませんでした。言葉でそれを録音できるというのは、河村先生は知ってたと思うんですが、私は知りませんでした。そのことに対して怒りを感じました。

 

 

人間の記憶と言うのはあやふやなものだから、本人の思い違いということは当然あり得ます。

 

しかし、証言の場でこれだけきっぱりと、改ざんを主張して河村教諭に悪いイメージを与えようとしているところには悪意が感じられます。これは、

河村卓哉教諭に対する名誉棄損

です。

 

 

そして、何よりも

偽 証 罪

で処罰されるべきです。

 

 

 

さらに悪質なのが伊藤貴仁教諭の証言です。

 

伊藤貴仁教諭の証言

検察I(池田副検事)の証人尋問

検察I:証人は以前、検察庁で、この騒ぎのときのようすが録音されている音声データを聞いてもらったことがありましたね。

はい。

検察I:その音声データは、被告人が保健室で大声を上げ始める直前から、証人との言い合いのところまでの内容が録音されていましたね。

はい。

検察I:その昔声データの録音時間は3分21秒なんですが、この音声データを聞いて、証人はこの騒ぎのときの状況がそのまま録音されたものだと思いましたか。

いいえ。

検察I:その実際にあった騒ぎのときの状況と、その音声データの内容に違いがあったんですか。

はい。

検察I:どういう点が違うというふうに思いましたか。

殴ったと言ってた部分が抜けているところです。

検察I:今の記憶の範囲でかまわないんですが、そのおっしゃった殴ったと言っていたところが抜けているというのは、具体的にはどういうところになりますか。

最初に石川先生とのやり取りで、「大きな体で迫られて怖いんじゃ」というところでも、「殴った」と言っていたと思っています。それからもう一点は、先ほど言いましたように、私と叫び合いになったきっかけの部分が、そっくりそのままないからです。

検察I:前に音声データで確認してもらったときに、その音声データにある言葉を文字に起こしたものがあるんですが、それを見ると、どの部分がないということの記憶がよみがえりますか。

はい。

検察I:これは音声データの記録をされている言葉を起こしたものですけれども、今おっしゃられたように、石川先生が殴られたときに、石川先生と被告人との会話で、「殴ったんじゃ」というのがないというところは、どのへんになりますか。

ここのところ。

検察I:3ページ目の上から2行「こっち押してきたら怖かろがや」というところですかね。

はい。

検察I:そのあたりに会話があったということですか。

と思います。

検察I:どういう会話だったか覚えていますか。

「怖いんで、やったんじや」みたいなことを言っていたように思います。

検察I:もう一点、先ほどお話にあったんですが、証人と被告人との間の話で、ない部分があると言われたのはどの部分になりますか。3ページ目上から17行目の「貴仁」と書いてあるのの下ですね。

はい、そうです。

検察I:「何も言うてないやないか」というところですか。

はい。

検察I:そこにどういうことがあったということですか。

「おまえのせいで殴ったんじや」と言われたとき、僕がおまえのせいだと言われたので、「僕は何も言ってないでしょう」と言ったら、「だから、おまえが黙っとるけん、おまえが悪い」と。それで、「おまえのせいで殴ったんじゃ」と言われたところが全くありません。

検察I:今お話しになったように、証人の記憶している騒ぎの一部分が、聞いていただいた音声データに残っていないということですね。

はい。

検察I:それはどうしてだと思いますか。

都合が悪いからじゃないでしょうか。    

検察I:だれにとって都合が悪いということですか。

河村先生だと思う。

 

 

殴ったと言ってた

「怖いんで、やったんじや」

「おまえのせいで殴ったんじや」

「おまえのせいで殴ったんじゃ」

などと河村教諭が言っていたと、ご丁寧に5回も主張しています。(伊藤貴仁教諭は、証言の中で8回、河村教諭が「殴った」と言ったと言っています。)

河村卓哉教諭が自分で「殴った」と言った、ということは、故意に殴ったことを認めていることになるわけで、この騒ぎが「傷害事件になるかどうか」のきわめて重要な言葉であるわけです。

 

これは、伊藤教諭の単なる思い違いでは済まされません。

悪質です。河村教諭を陥れようとする意図が見え見えです。

偽 証 罪 

の処罰を受けるべきです。

 

 

 

では、次に本宮教諭の証言を見てみましょう。

 

本宮久忠教諭の証言

検察(検察I副検事)の証人尋問

検察I:再度、被告人が騒いで、石川先生が殴られたときのことを尋ねるんですけども、被告人が廊下で大声を上げて騒ぎ出してから、伊藤先生との言い争いで収束するんですね。

はい。

検察I:その間、ずっと被告人は大きな声を上げ続けていたんですか。

そうですね。ほぼずっと大きな声でどなっていたと思います。

検察I被告人が大きな声を上げ始めたが何時ころだったかという記憶はありますか。

詳しい時間までは覚えていませんが、2時50分か55分ぐらいだったと思います。

検察I:騒ぎが収束したのは何時ごろだったかという記憶がありますか。

はっきりとは覚えていません。

検察I:証人は、被告人が騒いでいた時間については、どのくらいの長さであったというふうに思いますか。

時間の長さ的なものははっきりとは分かりませんが、体感的にはかなり長く感じました。

検察I:話は変わりますけれども、証人には、この前に検察庁で、この騒ぎのときの様子が録音されている音声データを聞いてもらったことがありましたね。

はい。

検察I:その昔声データは、被告人が保健室で大声を上げ始める直前から、伊藤先生との言い争いのところまでの内容が録音されていましたね。

はい。

検察I:その音声データの録音時間は3分21秒なんですが、その音声データを聞いてもらって、証人は、この騒ぎのときの状況がそのまま録音されたものだというふうに思いましたか。

いいえ。

検察I:違うというふうに思ったんですか。

はい。

検察I:それは、どういう点が違うというふうに思ったか、大まかでかまいませんので、答えてもらえますか。

1つ目は、私が先生、「今殴ったろ」と言ってる声が入ってたんですが、そこまでの間にもう少し長い、石川先生とのやり取りがあったはずなんですが、その時間が非常に短くなっていると思いました。

検察I:後に示しますので、今覚えてる部分で結構ですよ。

2つ目は、私自身とのやり取りが職員室の入口であったんですが、「おまえもじや」、「おまえもかかわるな」というようなことを言ったときにそのあと私は何も言わずに離れたんですが、そこのところに違う人の声が入っていたので、ちょっとそのへんがあれっと思いました。もう1つは、先ほどの伊藤先生とのやり取りの中で、「おまえが悪いんじゃ」、「おまえが何も言わんけん殴ったんじゃ」というようなことを言ってたんですが、その部分が音声データになかったと思います。

検察I:そのときの、この音声データを聞いてもらったときに、その言葉を記録した反訳書を見てもらいましたね。

はい。

検察I:それを見ると、今お話しされた、違うと思ったというところを指摘することができますか。

はい。

検察I:まず今説明のありました、今殴ったろという前の時間が短いというふうに思ったと言われましたね。

はい。

検察I:それは、この1ページ目の「今、殴ったろ」というところですかね。

はい。

検察I:それは「被害者」とありますが、それは証人が言った言葉ですか。

はい、私の言葉です。

検察I:その「今、殴ったろ」と言う前の時間が短いように感じたというのはどういうふうな点ですかね。

石川先生と河村先生の、押すなとか、触るなというあたりのやり取りが少し省略されてると思います。

検察I:もう少し長かったというととですか。

はい。

検察I:2つ目が、被告人が証人に対して何か言ってきたところという部分でしたかね。

はい。

検察I:どの辺りか分かりますか。

3枚目の「男性」と書いてる上のところなんですが。

検察I:上から10行目。

そうですね。8行目から10行目辺りのところです。

検察I:それがどのように違うと思ったんですか。

この辺りで言ったのは、私が石川先生との間に入ったときに、私に言った言葉なんですが、そのあと、「関係ないことない、先生ここでおらんだら」という言葉が入ってるんですが、これは私の声じゃないので、ここにも少しやり取りがあったのが、ほかの人の声が入ってると思います。

検察I:3つ目に上げたのは伊藤先生のことですね。

はい。

検察I:それはどういうことですか。

「伊藤」とある、「じゃらじゃら」という辺りですね。その同じページの「じゃらじゃら」という不明の辺りで「何も言うてなかろが、ええ」というのがあるんですけども、その辺で、「何も言うてないけん、殴ったんだ。」というような声が入りました。

検察I:それがそこにはないということですか。

はい。

検察I:全体的な長さとしてはどうですか。

今の部分が省略されてるので、もう少し長かったと思います。

検察I:今証言にありましたように、証人が記憶してる騒ぎの一部分が、音声データが残っていないんですね、証人の記憶としては。

はい。

検察Iそれはどうしてだと思いますか。

河村先生に不都合な部分が省略されているんじやないかなと思います。

 

 

伊藤教諭と同じように

おまえが何も言わんけん殴ったんじゃ

「何も言うてないけん、殴ったんだ。」

と言っているはずなのにそれが入ってないと何度も強調しています。

 

実際には言ってない、河村教諭が言ったとされている言葉「(おれが)殴ったんじゃ」を、この2人が口をそろえて言うのはどうしてでしょう。

 

傷害事件かどうかを決める、つまり、同僚を落とし込み追放するかどうかを決める言葉

です。

 

これは、彼らランチルームの教師たちが、みんな、河村卓哉教諭を追放したかったからだと思われます。

そして、この騒ぎが収まったすぐ後、篠崎良治教頭、伊藤貴仁教諭、石川周治教諭がランチルームに集結するように、彼らがそこで口裏を合わせたのだろうということが想像できます。

 

このように

《共謀》して、悪事をなす

のは、このランチルームのメンバーの得意手なのです。

 

 

 

彼らは、驚くべきことに、次のようなことまで「作り出して」いるのです。

 

石川周治教諭の証言

検察I(池田副検事)の証人尋問

検察I:そのあともずっと、被告人と証人の言い争いは続いてたんですか。

いいえ。

検察I:証人はどうされたんですか。

このままではらちが明かないと思って、謝ったほうがいいだろうと思って、ごめんなさいねと言いました。

検察I:それに対して、被告人は何と言いましたか。

ごめんなさいねと、同じことを言われました。

検察I:そう言った後、証人はどうしたんですか。

やっぱりらちが明かないと思って、この場から立ち去ったほうがいいと思って、職員室に入りました。

検察I:証人が職員室に入ると、被告人はどうしましたか。

ついてきました。

検察I被告人も職員室の中まで入ってきたんですか。

はい。

検察I:被告人が職員室の中まで入ってくると、誰か止めに入ってきた人はいましたか。

はい。

検察I:誰が止めに入ってくれましたか。

本宮先生だったと思います。

検察I:被告人は本宮先生に対して何か言っていましたか。

はい、何か言ってたと思います。

検察I:どういうことを言っていたかは覚えていますか。

いいえ、聞き取れなかったので、覚えてません。

検察I職員室の中で、被告人と本宮先生とのやり取りがあったんですかね。

と思いますが、すぐに出ていったと思います。

検察I:出ていった後はどうなりましたか。

廊下のほうで、物をたたくか、蹴るかの音が聞こえてきました

検察I:被告人と本宮先生が廊下に出ていった後は、証人は職員室の中にいたんですね。

はい。

検察I:そのあと、廊下で被告人はどういうことをしていましたか。

廊下ですので、実際見てないので、何とも申し上げようがありません。

検察I:声が聞こえてきたんですよね。

聞こえてきました。

検察I:どういう声が聞こえてきましたか。

どなっていた声だと思います。

検察I:誰に対してどなっていましたか。

本宮先生に対してではないかと思います。

検察I:本宮先生に対してどなった後、ほかにもどなっていた相手はいましたか。

その前に、私はまた廊下に出ました。

検察I廊下へ出ると、どういうことが起きてたんですか。

本宮先生との争いが目に入りました。

検察I:本宮先生との争いの後はどうなりましたか。

次に、伊藤先生とまた言い争いになってました。

検察I:どういう言い争いをしていたか、覚えてる言葉がありますか。

その内容については、はっきり聞き取れませんでした。

検察I:被告人と伊藤先生がお互いどなり合ってる状態ですか。

ええ、どなり合っていました。

 

 

この場から立ち去ったほうがいいと思って、職員室に入りました。

被告人もついてきました。

被告人も職員室の中まで入ってきました。

職員室の中で、被告人と本宮先生とのやり取りがあったと思いますが、すぐに出ていったと思います。

廊下のほうで、物をたたくか、蹴るかの音が聞こえてきました

その前に、私はまた廊下に出ました。

本宮先生との争いが目に入りました。

次に、伊藤先生とまた言い争いになってました。

 

河村教諭と言い合いをしていたけどらちが明かないので、石川教諭は職員室へ行って入った、というのです。

そして、職員室の中で、本宮先生とのやり取りがあった。さらに、廊下のほうで、物をたたくか、蹴るかの音が聞こえてきました。

こう言います。

 

 

しかし、

これらの音声は全く録音されていません。

 

つまり、

石川周治教諭が職員室へ入ることもなければ、河村卓哉教諭が物を叩いたり蹴ったりすることもなかった

のです。

 

真実は音声データに録音されているとおりなのです。

 

 

伊藤貴仁教諭の証言を見てみましょう。

 

 

伊藤貴仁証人尋問調書

検察官(検察I

検察I:被告人が石川先生を殴った後は、どんなことを言っていたか、記憶にある言葉がありますか。

「大きな体で迫ってきたら、怖いんじや。だから、やったんじや」みたいなことを言っていました。

検察I:石川先生は殴られたことについて、被告人に何か言いましたか。

最初は何も言ってなかったんですけど、ちょっとしばらくしでから、「これ効いたよ」とかいうことを言っていました。

検察I:石川先生が、「これ効いたよ」と言ったことに対して、被告人は何と言っていましたか。

「そんなこと知らんよ」という言葉を言っていました。

検察I:先ほど再現していただきましたけど、被告人が石川先生を殴ったひじ打ちという殴り方については、証人はどう思いましたか。

近距離で、ひじ打ちをしたというのは、空手をしているというのも聞いてので、玄人だなと思いました。

検察I:今の玄人という意味合いは、どういう意味合いになりますかね。

そういうことに慣れているのかなと思いました。

検察I:そういうことというのは。

空手をしたりするということなので、そういう人を試合とか、そういう締習で殴ることです。

検察I:そのほかに被告人が石川先生とやり取りしていた言葉で、覚えている言葉はありますか。

「大きいけん、怖いんじや。」と言うたんと、石川先生が、「大きくてごめんね。」みたいな感じで言ってきました。

検察Iそのあと、石川先生はどうしたんですか。

職員室に入っていきました。

検察I:石川先生が一人で職員室のはうに行ったんですか。

河村先生がそのあとをついていきました。

検察I:被告人が石川先生の後をついていって、どうしましたか。

職員室の入り口辺まで来て、中で何か叫びながら、戸口にある掲示板を叩いていました。

検察I:その戸口を叩いて、追いかけていった後、何か被告人は石川先生に言っていましたか。

言っていましたけど、何を言ったのかは覚えていません。

検察I:被告人が石川先生を追いかけていった後はどうなったんですか。

後ろを振り返って、すぐ後ろにいた本宮先生にまた何か言っていました。

検察I:本宮先生にはどういうことを言っていたか、記憶にありますか。

何か、関わるなとかいうような、あんたまでがというようなことを言っていました。

検察I:その間、被告人の声とか、言い方というのはどういうものでしたか。

ずっと興奮して叫んでいました。

検察I被告人が本宮先生にそう叫んでいたのは職員室の中ですか、廊下ですか。

廊下です。

検察I:本宮先生に対して叫んだ後は、被告人はどうしたんですか。

本宮先生が後ろへ引いて、その本宮先生の横に私がいたんですけど、今度はこちらを向いて、おまえが悪いんじゃと言い出しました。

検察I:証人に対して、おまえが悪いんじゃと言い出したということですね。

はい、そうです。

検察I:証人は、それを聞いてどう思いましたか。

僕は何も言ってないので、僕は何も言ってないでしょうって、河村先生に言いました。

検察I:そうすると、被告人は何と言いましたか。

「何も言わないから、おまえが悪いんや。」

検察I:おまえが悪いんじゃと、そのほかにも何か言いましたか。

「何も言ってないんだから、悪くないでしょう。」みたいなことを言うと、「おまえが黙ってるから殴ったんじゃ。」と言いました。

検察I:それを聞いて証人は、更に何か被告人に対して言いましたか。

「なんで僕が黙とったら、石川先生が殴られないといかんの」と言いました。

検察I:それで、言い合いになったんですかね。

そのあと言い合いになりました

検察I:被告人と言い合いになったことで、だれかが止めに入りましたか。

はい。

検察I:だれが止めに入りましたか。

近藤寛先生と本宮久忠先生に、僕は止められました。

検察I:止められて、どうされたんですか。

職員室の中に入れられました。

 

 

そのあと、石川先生は職員室に入っていきました。

河村先生がそのあとをついていきました。

職員室の入り口辺まで来て、中で何か叫びながら、戸口にある掲示板を叩いていました。

後ろを振り返って、すぐ後ろにいた本宮先生にまた何か言っていました。

被告人が本宮先生にそう叫んでいたのは職員室の中ですか、廊下ですか。

廊下です。

 

今度はこちらを向いて、おまえが悪いんじゃと言い出しました。

僕は何も言ってないでしょうって、河村先生に言いました。

「何も言わないから、おまえが悪いんや。」

僕が「何も言ってないんだから、悪くないでしょう。」みたいなことを言うと、「おまえが黙ってるから殴ったんじゃ。」と言いました。

「なんで僕が黙とったら、石川先生が殴られないといかんの」

そのあと言い合いになりました

 

このように、石川周治教諭が職員室へ入り、河村卓哉教諭がそれを追いかけていき、本宮久忠教諭と言い合いをした後、今度はこちら(伊藤貴仁教諭の方)を向いて「おまえが黙ってるから殴ったんじゃ。」こうして、伊藤貴仁教諭と河村卓哉教諭の言い合い(怒鳴りあい)が始まったというのです。

 

大嘘なのです!

 

河村卓哉教諭と石川周治教諭が言い合っていた時、突然伊藤貴仁教諭がブチ切れて怒鳴りだした、それだけなのです。

音声データには、伊藤貴仁教諭が証言したようなことは、全く入っていません。

 

 

最後に本宮久忠教諭の証言を見ておきましょう。

 

 

本宮久忠証人尋問調書

検察官I(池田)

検察I:そのあとも、石川先生と被告人のやり取りといいますか、言い合いになるんですか。

はい。河村先生のほうが、おまえみたいな大きなのんがおったら怖いんじゃというようなことを石川先生に言いましたので、石川先生が大きくてごめんねというようなことを言い返すような形で、しばらくやり取りが続きました。

検察I石川先生は、そのやり取りの後、どうしたんですか。

もうらちが明かないというような感じで、職員室のほうへ帰っていきました。

検察I:被告人のほうはどうしましたか。

西の入口から石川先生が入っていったので、それを追いかけるように、西の入口のところまで、河村先生が行きました。

検察I:被告人はそのとき何か言っていましたか。

何かどなっていましたが、はっきりと内容は覚えていません。

検察I:被告人は職員室の中まで追いかけていったんですか。

いえ、私がちょうど間に立つような形になりましたので、入口のところでどなっていました。

検察I入口のところでどなりながら、何かしていたことがありましたか。

職員室の壁というか、廊下側の壁をパンパンと手でたたいていました。

検察I:被告人は証人に対しても何か言ってきましたか。

おまえもじゃ、おまえもわしにかかわるなというようなことを言われました。

検察I:それに対して、証人はどうしましたか。

突然、私のほうにも言われたので、びっくりして、ちょっと怖いなと思って、少し離れました。

検察I:被告人が証人にそのようにどなった後は、被告人はどうしたんですか。

そのあと、廊下へ出て、今度は伊藤先生のほうに向かって、どなり始めました。

検察I:どんなふうにどなり始めましたか。

「おまえが悪いんじや。」というようなことを言いました。

検察I:それに対して、伊藤先生はどう答えてましたか。

「なんでわしが悪いんぞ、わしは何も言うてなかろが。」というようなことを言いました。

検察I:それに対して、被告人はどう言ってましたか。

「おまえが何も言わんけん、わしや殴ったんじゃ。」と言いました。

検察I:それを聞いて、伊藤先生はどう言いましたか。

なんでわしが悪いんぞということで、すごく激高して、どなり合いが始まりました。

検察I:それから、伊藤先生と、それから被告人との間で、どなり合う、言い合いが始まったんですね。

はい。

検察I:その被告人と伊藤先生の言い合いの中に、だれが止めに入りましたか。

その場にいた人たちが、何人かで止めたと思うんですが、だれということは覚えていません。

 

 

石川先生は、もうらちが明かないというような感じで、職員室のほうへ帰っていきました。

西の入口から石川先生が入っていったので、それを追いかけるように、西の入口のところまで、河村先生が行きました。

入口のところでどなりながら、職員室の壁というか、廊下側の壁をパンパンと手でたたいていました。

そのあと、廊下へ出て、今度は伊藤先生のほうに向かって、どなり始めました。

「おまえが何も言わんけん、わしや殴ったんじゃ。」

 

本宮久忠教諭も同じことを言っていますね。

 

それにしても、音声データに録音されてもいない、つまりそのような事実はなかったのに、なぜ同じことが説明できるのでしょうか?

石川周治教諭は職員室へ行ってもないし、河村卓哉教諭はそれを追いかけてもない。ましてや、廊下の壁を叩いたりもしてない。そして、「わしゃ殴ったんじゃ」などと言ってもないのです。

 

なぜ、3人の証言が、こうもピッタリと一致するのでしょう??

その理由は1つしかありません。

石川周治教諭と伊藤貴仁教諭と本宮久忠教諭は、綿密に謀議して、このできごとを作り上げていたということです。

口裏合わせは、しっかりと出来上がっていたわけです。

 

このことは、ある部分からも証明できます。

石川周治教諭のみが、

被告人も職員室の中まで入ってきました。

職員室の中で、被告人と本宮先生とのやり取りがあったと思いますが、すぐに出ていったと思います。

と証言しています。

しかし、伊藤貴仁教諭と本宮久忠教諭は

職員室の入り口辺まで来て、中で何か叫びながら、戸口にある掲示板を叩いていました。

後ろを振り返って、すぐ後ろにいた本宮先生にまた何か言っていました。

被告人が本宮先生にそう叫んでいたのは職員室の中ですか、廊下ですか。

廊下です。

また、本宮久忠教諭は

西の入口から石川先生が入っていったので、それを追いかけるように、西の入口のところまで、河村先生が行きました。

入口のところでどなりながら、職員室の壁というか、廊下側の壁をパンパンと手でたたいていました。

こう証言しています。

つまり、

石川周治教諭は、自分が職員室に入った後、河村卓哉教諭が職員室の中に入った、そこで本宮教諭と言い合いになった、と言っているのですが、

伊藤貴仁教諭と本宮久忠教諭は、河村卓哉教諭は職員室の入り口辺(廊下)に居たと言っているのです。

 

完全な食い違いです。

これは、人間の記憶の曖昧さの範疇にはいるものではありません。

なぜ3人の間でこのような決定的な食い違いが生じたのか?

 

それは、やはり、謀議して口裏合わせをし、ありもしない出来事をでっち上げたからという以外の理由は考えられないのです。

 

 

 

 

まとめておきましょう。

石川周治教諭と伊藤貴仁教諭と本宮久忠教諭は、綿密に謀議して口裏合わせをし、ありもしない出来事をでっち上げた。

 

 

すなわち、

石川周治教諭と伊藤貴仁教諭と本宮久忠教諭は、偽証した。

 

 

 

にもかかわらず、第1審判決では、「音声データの改ざんの可能性あり」という事実誤認の判断から、彼ら3人の偽証を「信用できる」とする過ちを犯してしまいました。

 

 

本来これは、高裁で鑑定書を証拠採用した上で、充分な再審理を尽くさなければならないことです。

 

 

 

 

            しかし、

 

 

 

 

 

先に述べたとおり、

高松高裁の長谷川憲一裁判長は、しかし、一切の証拠申請を却下したのでした。

 

 

新証拠の申請を待つまでもなく、第1審の嘘を見破って無罪判決を用意しているのなら、長谷川裁判長はたぐいまれなる名裁判長ということになります。

長谷川憲一裁判長が、たぐいまれなる名裁判長であることを私たちは、望んでやみません。

 

                        (この稿、高裁の判決後に加筆します。)

 

 

 

 

 

 

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このようなサイトが出ています(2012年6月)。

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